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湯飲みには茶托を敷くのがマナーです。茶托も湯のみとの調和を考えて、薄手の磁器には漆塗り、陶器には杉などの木地のものをあわせます。木目は横向きにして、荒いほうが手前になります。

よく自分だけのマイカップを使う人がいますが、湯飲みはお客さまと一緒のものを使用します。

お茶の出し方は茶碗の正面をまず自分に向け、それからゆっくり回しながらお客さまの前に差し出します。お茶をいただく方も、両手を使って一方の手で持ち、片手を軽く添えると見た目もきれいです。冷めないうちにいただくことも、もてなしてくださる方への心配りです。

おいしいお茶をお出しするために、急須、湯のみをあたためることは忘れないようにしましょう。




 飲茶の楽しみの一つに茶器があります。葉の特徴に合わせ、味をよく引き立てる茶器を選ぶのがいいでしょう。茶器の大きさの目安は以下の通りでです。

玉露 90ml入りの急須(1号)、ごく小ぶりの茶碗(40ml)
上級煎茶 250ml入りの急須(1.5号)、小ぶりの茶碗(100ml)
並級煎茶 600ml入りの急須(3号)、中ぶりの茶碗(150ml)
番茶、ほうじ茶 800ml入りの土瓶に、深い大ぶりの茶碗(240ml)


 また、茶器の色も重要です。玉露や煎茶には、お茶の色がよく映える白磁のものが良いとされています。また、熱めの湯でたっぷり入れる番茶やほうじ茶には、ホッとくつろげるようなやさしい色合いの土物の茶器がよいです。そして季節感を感じられる茶器を選ぶことも重要です。春には白地や淡色の薄手のものが向き、夏には水出し冷茶を涼しげなガラスの器に入れたり、秋冬には温かみのある色合いの茶器を使うなどしてコーディネートを楽しむと一層お茶をおいしくいただけます。